柴咲コウが主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「35歳の少女」(土曜午後10時)の5日放送の第9話視聴率(関東地区世帯)が7・2%だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は11・1%、第2話は9・6%、第3話は10・0%、第4話は9・1%、第5話は9・4%、第6話は7・6%、第7話は7・7%、第8話は9・3%だった。

人気脚本家の遊川和彦氏のオリジナル作品。不慮の事故で25年眠り続け「体は35歳、心は10歳」として目覚めた主人公・望美(柴咲コウ)の成長物語。舞台となる1995年と2020年の間の25年間の社会変化が描かれる。

望美を献身的に介護してきた母親・多恵役を鈴木保奈美、父親・進次役を田中哲司、妹の愛美役を橋本愛がそれぞれ演じる。また、望美の初恋の相手・広瀬結人役を坂口健太郎が演じる。

第9話で、望美は多恵が倒れたことに衝撃を受けつつも心を閉ざしたまま、危険な状態の母を愛美と進次しんじに任せて病院を後にした。

そんな中、愛美は入院道具を取りに寄った時岡家で、多恵が倒れる前に日記に書かれた「望美が改心したら家族みんなですき焼きを食べたい」という思いを知り、望美のマンションに説得に行った。しかし別人のように変わってしまった望美は聞く耳を持たず、結局言い争いになってしまった。

時岡家を訪ねた結人は、進次から多恵が倒れたことを聞いた。多恵を望美の元に行かせたことに責任を感じながらも今の自分のままでは望美に何を言っても届かないと感じていた。学校では不登校になった生徒をどうすることもできず、さらに実家に行くと寝たきりの父親の容体が急変していた。

一方進次は、自分の今の家族のことを何とかしようと決意。止める加奈(富田靖子)を振り切り、達也(竜星涼)が引きこもる部屋に突入。

そしてたった一人、自分の幸せだけを考えて生きる決意をした望美は、なぜか再び10歳の自分が現れる夢を見ていた。多恵が倒れたことを機にそれぞれのゆがんでしまった時計の針が動き始めた。