「しらけ鳥音頭」などで知られたコメディアン小松政夫さんが7日、肝細胞がんのため都内の病院で死去していたことが分かった。78歳。

業務提携している事務所によると、小松さんは昨年11月から闘病していたが、今年11月14日に入院。容体が急変し、亡くなったという。家族葬で11日に葬儀が執り行われたという。

◆小松政夫(こまつ・まさお)本名松崎雅臣。1942年(昭17)1月10日、福岡県生まれ。高校卒業後、俳優を志して上京し、植木等さんの付き人兼運転手として芸能界入りし、日本テレビ系バラエティー番組「シャボン玉ホリデー」やTBS系「笑って!笑って!!60分」、テレビ朝日系「歌謡ドッキリ大放送」などコメディアンとして活躍。

俳優としても、フジテレビ系ドラマ「北の国から」、日本テレビ系「ハケンの品格」などのドラマや、「駅 STATION」「居酒屋兆治」「オケ老人!」などの映画作品、舞台にも数多く出演。11年に日本喜劇人協会の第10代会長に就任。植木さんとのエピソードをつづった著書「のぼせもんやけん」は、17年にはNHKでドラマ化もされた。