嵐が、音楽ソフト(シングル、アルバム、DVD、ブルーレイ、デジタル、ストリーミング)総売上金額を競う2020年のオリコンアーティスト別トータルセールスランキングで、2年連続9回目の1位となったことが24日、分かった。期間内で145・2億円を売り上げた。今月末に迎える活動休止を前に、またしても大記録を打ち立てた。

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このほど都内で行われた授賞式に参加したメンバーたちは、喜びのコメントを寄せた。相葉雅紀(38)は「皆さんあっての賞だと思います。これは本当にファンの皆さん、そして購入して下さった皆さんの賞です。本当に、本当に感謝しかないです」と率直に伝えた。松本潤(37)は「僕らだけで作品を作っているわけではないので、この賞を頂いてうれしいのは、一緒に制作しているスタッフだと思います。スタッフの皆さんもおめでとうございます」と“祝福”した。

櫻井翔(38)は「たくさんの方々に嵐の音楽、そしてライブを楽しんでいただいてうれしく思っています」と喜びをかみしめ、リーダー大野智(40)は「毎年受賞させていただきまして、最初の頃から、自分たちのこととは思えないことが続いています。購入していただいているファンの皆さまのおかげでしかないです。そこに5人が先頭切ってやってきたという印象です」と感謝した。

オリコンによると、9月に発売された20周年ライブツアーの映像作品「ARASHI Anniversary Tour 5×20」(80・6億円)が売り上げをけん引した。同作はDVDとブルーレイ合計で発売初週91・6万枚を売り上げ、さらに11月にはミリオンを達成。また、7月発売の「カイト」は自身初のシングルミリオン、11月にリリースしたアルバム「This is 嵐」は初週70万枚を売り上げるなど、圧倒的な数字を連発した。

嵐は昨年の同ランキングでも203・3億円で1位となっていた。昨年1月の活動休止発表後、音楽ソフトだけに限っても単純計算で350億円近くを売り上げた計算となる。二宮和也(37)は「僕らは活動休止しますが、作品を残すことで、皆さまとこれからも一緒に楽しんでいけたらと思っております。ぜひともDVDやブルーレイを見て、いろいろなことを思い出していただけたらと思っております」と呼び掛けた。

○…オリコンの各部門年間ランキングも明らかになった。シングルはSixTONESとSnow Manが今年1月に同時発売した「Imitation Rain/D.D.」が176・1万枚で1位に。アルバムでは米津玄師(29)が8月にリリースした「STRAY SHEEP」が156・3万枚で1位となった。デジタルシングルでは、昨年4月配信の歌手LiSA(33)の「紅蓮華」が94・3万ダウンロードで1位、10月配信の最新シングル「炎」も71万ダウンロードで2位と続いた。

◆嵐が記録した主な年間記録(オリコン調べ) トータルセールス年間1位獲得9回は歴代1位。シングル年間1位は歴代2位タイの2回で、シングル年間トップ10入り11年連続は歴代1位。アルバムは年間1位獲得数は7回で歴代1位。映像関連でも、DVD年間1位獲得数は通算7回、ブルーレイ年間1位は通算3回で、やはり歴代1位だ。