女優矢作穂香(23)がフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9時)の18日放送の第10話から出演する。

矢作が演じるのは「ホワイトベーカリー」というパン店でアルバイトをしている北村愛菜。主演の上野樹里(34)が演じる、法医学者・万木朝顔たちがいる興雲(こううん)大学で移動販売をしている。ある日、愛菜はチラシを持って法医学教室を訪れる。すると検査技師の高橋涼介(中尾明慶)は突然、浮ついて落ち着かなくなり、朝顔たちは不思議に思う。愛菜によると、高橋は「ホワイトベーカリー」の常連で、新商品が出ればいつも買ってくれるのだとか。朝顔たちは、高橋が愛菜に思いを寄せていることに気付き、一方の愛菜も高橋に少なからず好感を持っている。

矢作は昨年、毎日放送系「ピーナッツバターサンドウィッチ」、テレビ東京系「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」と2本の連続ドラマに主演した若手注目女優。

矢作は「沢山の方に愛され、温かい気持ちになる作品に出演させて頂くことは、とてもうれしかったです。作品からたくさん学べることがあったので、素晴らしい経験になりました」。

上野、中尾ともに初共演となるが「途中からの参加でしたのでとても緊張しましたが、研究室での撮影は、皆さんとても和やかで笑顔があふれて楽しい現場でした。上野さんの作品に対する、役に対する愛を間近で感じられてとても勉強になりました。中尾さんがいるだけで、パァー! と現場が明るくなり、緊張している私をいつも助けてくださりました。すてきな作品に出会えてとても幸せです」と話している。

「監察医 朝顔」は同名漫画作品が原作のヒューマンドラマ。主人公は、神奈川県にある興雲大学の法医学教室に勤める法医学者の万木朝顔(上野)。朝顔たち法医学者と刑事たちの異色タッグが、さまざまな遺体や事件の謎を解き明かし、生きている人たちの心まで救っていくさまを描く。

第10話では、朝顔(上野)たちのもとに、ビルの屋上から転落した男性の遺体が運ばれてくる。男は清掃員で、配管のメンテナンス中に屋上から転落をしたのだが、安全ベルトを自分で外したという目撃情報が寄せられていた。

朝顔がサポートに入り、安岡光子(志田未来)が、この遺体の執刀をすることに。しかし執刀中、光子は血で手が滑り、誤ってメスで自身の指を少し切ってしまう。傷自体はたいしたことはないものの、解剖の結果、遺体の男性には、ある秘められた謎があることが分かる。