テレビ大阪の田中信行社長が28日、オンラインで新春社長会見を行った。

系列のテレビ東京が「ワールドビジネスサテライト(WBS)」(月曜~金曜午後11時)などのニュース番組で出演者のマスク着用をルール化したことについて「テレビ東京の判断だと思って尊重します」とした。

スタジオでの新型コロナウイルス対策として、「WBS」では「18日の放送からキャスター同士がトークをする際にマスクを着用することに致しました」となっている。

田中社長は「各局の判断になると思います。各局によって違う考え方もある。テレビ東京の判断だと思って尊重します」と述べた。テレビ大阪ではニュース番組でのマスク着用の指示はしていないが、田中社長は「今後、マスクを着けて(出演)ということがあるかもしれませんが、状況に応じて」とした。マスク着用の賛否を聞かれると「ニュートラル。そういうこともある」と話した。

「WBS」は、4月から月~木曜の放送時間が1時間繰り上がり、午後10時スタートとなる。田中社長は「我々にも大きな影響を与えると思っています」と述べた。というのは、テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)と放送時間帯が重なることになることもあっての発言。「非常に激戦。どれだけやっていけるか、ひとつの大きな挑戦だと思っている。10時台で頑張っていきたい。我々も協力してやっていく以外にない」と述べた。