渡辺えり(66)が31日、都内で、舞台「喜劇 お染与太郎珍道中」(2月1~17日、東京・新橋演舞場)の初日前会見に出席し、見どころを語った。

渡辺は、わがままな箱入り娘の役を演じるが、今まで「娘役をやったことがなかった」といい、見どころはずばり「娘役をやるということ」。

小学校の学芸会から演じる役はいつも「お母さん役か、おばあさん役だった」といい「太ってて声も低かったから」と自身を分析し笑わせた。

29歳の時、八千草薫さんに誘われ「楡家の人びと」のばあや役で商業演劇デビューした。その時を思い返し「八千草さんと母が同い年なんです。でもその時私が演じた役は、八千草さんより30歳上の役だった」と肩を落とし、笑った。

そんな渡辺が今回初めて娘役に挑戦する。「年をとったら娘役! 頑張っていきたいと思います」と力強く意気込みを語った。

同舞台は、1979年(昭54)3月、明治座で「与太郎めおと旅」という題名で初演された。落語の噺を中心に、歌舞伎のエピソードも加えてドタバタ珍道中に仕上げた。

八嶋智人(50)、西岡徳馬(74)太川陽介(62)が登壇した。