モデルで女優の茅島みずき(16)が、ファッション誌「Seventeen」(集英社)の専属モデルに就任した。

茅島は、170センチとスラリとした抜群のスタイルを誇る。キリッとした目、醸し出される大人の雰囲気から、第一印象がクールに見られることが多い。だが、実際にインタビューしてみると、終始かわいらしい笑顔で腰を低く対応してくれ、印象が180度変わった。

記者と対面し、あいさつなどを終えた後、これまで自動的に座る流れが主流だったが、茅島の場合は、ずっと立っていた。予想していなかったため驚いたが、16歳に向かって、24歳の筆者は人生で初めて「どうぞ、お掛けください」のワードを使用した。

19年には、過去に綾瀬はるか、中条あやみらも務めた“若手女優の登竜門”「ポカリスエット」のCMにも抜てきされた。同CMでは激しいダンスや、歌を披露し、一躍話題に。

これまで、“クールビューティー”というイメージが強かったが、NHKドラマ「ここは今から倫理です。」や、「三菱パワー」「ワイモバイル」などのCMでは、正反対の明るい表情を見せており、いろんな引き出しを持っている。

実は、小学2年からゴルフを始め、全国大会にも出場経験がある(ベストスコア70)。ゴルフで鍛えられたという強いメンタルを持ち、アスリートという言葉がピッタリの負けず嫌いでもある。

茅島は「自分の好きな事だったら、なんでも負けたくないと思うタイプです」と笑いながら言い切る。芸能界に入るきっかけとなったオーディションを受けたのは、ゴルフの挫折によるものだった。

「気分転換がてら」受けたものだったので、またゴルフに挑戦しようと考えていたと笑い飛ばすが、徐々に、その負けず嫌いがさく裂する。「事務所のお芝居のレッスンがあって、そのときに同世代の子がみんな集まってやるんですけど、最初入ったばっかりで全然できなくて、それがまた悔しくて、もっとお芝居を頑張ろうと思ったのが1番のきっかけです」。

努力を続け、その後は、ドラマや映画に引く手あまただ。快進撃を続ける16歳は今後について「今は、何年後にはこうなりたいとかいう目標はなくて、今のお芝居のことだったり、お仕事にすごい一生懸命やっているという感じです」と、1つ1つの仕事に着実に向き合い、成長へとつないでいる。

春からは、ヒロインに抜てきされた初舞台「ロミオとジュリエット」が控えるが、「まだ稽古もやっていないので、どんな感じになるんだろうって。舞台って本当に、まだやったことがなく未知の世界なので、不安とかプレッシャーはありますけど、でも、それを経験して、自分もまた1歩、成長できたらいいなって思っています」と、常に向上心を持つ。

容姿だけでなく、中身までしっかりしており、とても16歳とは思えなかった。1つの質問に対しても、1度自分の中に落とし込み、しっかり自分の言葉で答えていた。今後の目標の1つには、「朝ドラ出演」を挙げた。これからの活躍がとても楽しみな存在だ。