お笑いコンビ、かまいたちが7日放送のフジテレビ系「日曜ワンダー『超絶!THE空中サバイバル』」(午後7時)のMCを務める。

世界中で起きた事件・事故の中でもパラグライダーやドローンから飛行機・戦闘機まで、空中を飛行する飛行体が活躍したものだけにスポットを当て、再現VTRと実際の映像を基に深く掘り下げていく。

スカイダイビング中に高度9000メートルから飛び降りるが、途中で失神してしまった男性の恐怖の瞬間、人生初のスカイダイビングで大興奮中の女性に起きたハプニングなど、次から次へと恐怖&爆笑の映像が続く。

05年9月、ベテランパイロットが操縦するジェットブルー292便は、カリフォルニア州の空港から146人の乗客乗員を乗せ目的地のアメリカニューヨークのJFK空港を目指していた。ところが離陸直後に前輪の異常を知らせるアラームがなり出す。機長の判断で近くの空港に着陸することにするが、前輪が出たままの状態で、しかも機体に対して90度横を向いているという。異変に気がついた乗客たちも徐々にパニックを起こし始める。果たして機長は、無事機体を着陸させることができるのか。

イギリスの大手航空会社ブリティッシュエアウェイズで実際に起きた事故は想像を絶する恐ろしいハプニングの連続だった。旅客機に乗った87名の乗客たちが、優雅な空の旅を楽しもうとくつろぎ始めた直後に、何の前触れも無くコックピットのフロントグラスが吹き飛んだ。機内はたちまち大パニック。たまたまシートベルトを外していた機長は気圧の関係で、上空5000メートル、時速600キロの機体の外に放り出され、洋服もはがれてしまうが、かろうじて操縦かんに足が引っかかっている状態。そのせいで残された副操縦士も操縦かんも動かすことができないという最悪な状況だ。機体に穴があいたことで機内の酸素濃度は下がりはじめ、乗客の命も危険にさらされる。絶体絶命の危機の連続を、なんとか乗り切ろうと奮闘する副操縦士。あらゆる決断を迫られる中、副操縦士は極限状態を切り抜けることができるのか。

日本の航空自衛隊史上類を見ない、緊迫の領空侵犯事件「12.9警告射撃事件」。87年12月9日当時はソ連機が毎日ベトナムから自国へ向け飛び立っていた。沖縄の近くを通り過ぎて行くことから航空自衛隊那覇基地では、毎日のように警告のためにスクランブル発進を行っていた。この日も日本の領空近くを飛ぶ4機の機体を確認。スクランブル発進を行い、反応したソ連機はいつも通り進路を北にかえたが、なぜか1機が進路を変えずに日本領空に直進してきた。機体は「Tu-16J」、ソ連の大型偵察機ではあるが、実は爆撃機でもあり攻撃を行うことも可能な航空機。無線で何度も英語・ロシア語で警告、退去を求める信号を送り続けるものの無視を続けるナゾの航空機。そこで、航空自衛隊史上初めての警告射撃を行うこととなった。

浜家隆一(37)は「めずらしい特集で、空独特の緊張感とかスリルがあって、めちゃくちゃ楽しかったです。僕、高所恐怖症なので最初のVTRを見たときに、3時間もつのかなと心配だったけど、おバカなVTRからシリアスなものまであって、本当に楽しかったです」。山内健司(40)は「バリエーションすごかったです。勉強になる映像もあれば、うすーい映像もあって。あんなのゴールデンで出るんだっていうVTRもありましたね」と笑った。

浜家は「怖いVTRもあったけど、そんな中でも緊急時に機長さんやCAさんがこんなに冷静に対応しているんだというのも見られたので、安心だなとも思いました」。山内は「もしブリティッシュエアウェイズの機長みたいに外に飛び出したらどうしようかなと考えさせられました。ご覧になった方もきっと自分がもし機長だったらどうするか、考えさせられるし、パイロット目指している方なんかは勉強になると思います」と話している。

パネリストとして朝日奈央、池間夏海、井上拓哉、内田篤人、渋谷凪咲(NMB48)が出演する。