NHKは26日、業務の出張の際、割安な航空券を使用したのに正規料金を請求したとして、報道局ニュース制作センターの40代の男性チーフ・プロデューサーを停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。

広報局によると、この職員は昨年8月と11月、マイレージ特典航空券や割安なパッケージプランの航空券を使用したにもかかわらず、正規の航空運賃を請求し、差額の9万9480円を不正に受け取っていたという。すでに職員は全額を弁済したが、厳しく対処した。

関係者によるとこの職員は正規料金で航空券を購入しキャンセル。その後、割安な航空券を買い直した。ただ、NHKでは精算の際、領収書のほか搭乗券の半券も提出しなければならず、不正が明らかになったという。

同局は「職員としてあるまじき行為であり、視聴者のみなさまに深くおわびいたします。再発防止に向け、旅費請求のルールを徹底してまいります」とコメントした。