3月末で、吉本興業とのエージェント契約が終了することが発表されたお笑いコンビ、極楽とんぼ加藤浩次(51)が10日、MCを務める「スッキリ」(月~金曜午前8時)に生出演し、自らの言葉で説明した。

番組冒頭で加藤は、「ちょっとあの個人的な時間取らせてもらっていいですか」と切り出し、「吉本興業とエージェント契約を続けないことになりまして」と報告。自身が発案した契約であったことでもあり「吉本興業とエージェント契約を続けようとは思っていたんです。僕自身は」と明かしたが、3月が契約更新の時期で「吉本興業さんの方から契約を延長しないっていうふうに言われてね。契約書に『双方が延長しないってことは言える』っていうことになっていたから、契約違反でもなんでもなくて、そういわれた」と吉本側から契約延長しないことを通告されたと説明した。

契約上問題もなく、納得しているというが、加藤自身は「ちょっとぼくもビックリしている。『そっか、そうなったか』っていうところはあるんですよ」と驚いたことを振り返った。

今後会社を設立して個人としてやっていくといい「スッキリ」は4月以降も続けていく。ともにMCを務める同局水卜麻美アナウンサーとハリセンボン近藤春菜(38)が4月から番組を離れることから「春菜と水卜ちゃんに新しい門出っていっていましたけど、実は私も4月から新しい門出になってしまいました」。「正直にうそなくこの番組を続けたいと思いますのでみなさんこれからもスッキリをかわいがってください」と呼び掛けた。

近藤は「どこにいても加藤さんは加藤さん」とフォロー。加藤は「ありがとう春菜!」と感謝した。

加藤は19年7月22日放送された同番組内で、「闇営業問題」における吉本興業の対応を巡って厳しく批判。「現体制が続くようなら自分も辞める」といった趣旨の発言をしたが、大崎洋会長らと話し合いを重ね、同10月1日付で同社と「専属エージェント契約」を締結し、事実上残留していた。

また昨日、吉本興業の公式サイトでは「タレント加藤浩次は当社とエージェント契約を締結したうえで芸能活動を行っておりましたが、双方の協議の結果、同契約の期間満了により2021年3月31日(水)をもってエージェント契約を終了することになりましたのでご報告します」と伝えられた。