女優の大竹しのぶ(63)が、悪性リンパ腫のため4日に亡くなった脚本家の橋田寿賀子さん(享年95)をしのび、20歳の時に初めて橋田さんの作品に出演した際のエピソードをつづった。

大竹は8日、インスタグラムを更新。「橋田壽賀子さんの作品に初めて出演したのは私が20歳の時だった。京塚昌子さん主演のお煎餅やさんが舞台で、私はそこの従業員、桃子という役だった。草刈正雄さん扮する南平坊っちゃんと恋に落ちるというストーリー。半年くらい続いた様な気がする。その後も若い時は何度か先生の作品に出演したものだった」と振り返った。

橋田さんのドラマの脚本は、せりふが長く、多いことで知られるが、大竹は「なぜこの台詞を言うのかわからなくて、リハーサル室からお電話して、先生に聞いたことも何度かあった」という。「みんな桃ちゃん桃ちゃんと可愛がってくれたっけ。本当にお世話になりました。嘘をつかず、真っ直ぐに、そしてきちんとご自分の最後までも、お考えになっていらして、本当にすごい方だったと改めて思いました」としのび、「心からご冥福をお祈りします」と悼んだ。