TBS金曜ドラマ「リコカツ」(16日スタート、金曜午後10時)の植田博樹プロデューサーがリモート取材会を行った。離婚をテーマにした企画経緯について「お恥ずかしい話ですが、自分自身の実体験」と話した。

ドラマは、主演北川景子(34)と永山瑛太(38)が“交際ゼロ日婚”の夫婦を演じ、早くも離婚危機に直面するラブストーリー。両親サイドの不穏な夫婦関係も含め、さまざまな立場で離婚と向き合うことになる。

植田氏は「3年くらい前、交際ゼロ日婚をした芸能人が離婚したというニュースを見て、離婚から始まるラブストーリーを考えた」。また、「うちの夫婦も、娘の結婚をきっかけに離婚の話が出たりした」と自身の体験を語り「熟年離婚はあり得るんだなと。実体験が企画の始まり。距離感が変わることによる夫婦関係の変化を描ければ」と話した。

作品のテーマについて、「制度や周りの人、国がどう決めているかではなく、2人にとって居心地がよければいいということ」。また「劇中、互いの何が気に入らないのか100個挙げようとして、100個に満たないというシーンがある。離婚したから本当の夫婦の愛が戻るかもしれない。離婚が不幸で結婚が幸せ、ということを超えた2人のラブストーリーを紡ぎ出している」という。