歌手で女優の酒井法子(50)が12日、都内で行われたドラマ「プロデューサーK PART4」の制作発表会見にリモート出席した。酒井のドラマ出演は約8年ぶりとなる。10月に大手動画サイトなどを通じて配信され、DVDでも発売される予定。

「プロデューサーK」シリーズは、俳優石黒賢(55)が演じる敏腕テレビプロデューサー“プロデューサーK”が主役。酒井は「歌手酒井法子」という本人役で出演することから、フェイクドキュメントドラマというジャンルの作品となる。

酒井のドラマ出演は13年7月放送のBSジャパン「黒い報告書 女と男の事件ファイル3 誤解」以来。石黒とは同作でも共演している。会見場の石黒が「この間も(酒井とドラマで)一緒だった」と言うと、酒井はリモート映像で「石黒さんとは8年ぶりで、関わっていける。楽しみにしています」と笑顔を見せた。

酒井は、95年5月に発売された代表曲「碧いうさぎ」の新バージョンを作品の中で披露する予定だ。石黒が「法子ちゃんが『碧いうさぎ2021バージョン』を制作中です」と明かすと、酒井は「今までとちょっとイメージが違って、皆さんを元気にするものかなと思う」と“新曲”について話した。

作品の中ではかつてのアイドル歌手で現在は女優として活躍している酒井と、アイドルグループTiiiMo(ティーモ)のREEi(24)との新旧アイドル対決も描かれる。

石黒が「アイドルでい続けるための思いは」と聞くと、酒井は「私もそれなりに年を経てきて、アイドルなどというのはおこがましい年になりました。歌を歌い続けてきて、私自身が何ができるかを楽しみにしています。皆さんにも楽しんでほしい。見てるかたが『明日から頑張ろう』と明るい気持ちなれるもの、元気に笑顔になってほしい。そんな気持ちで頑張っていきたい」と話した。

酒井のライバル役に抜てきされたREEiは「人生初の記者会見とドラマ撮影になります。新旧アイドル対決と言いますが、戦える立場じゃない。誰もが知っている国民的アイドルの酒井さんに学んで、まず国民全員が知っているアイドルグループに(TiiiMoが)なりたいと思います。声の出し方を酒井さんに教わりたいです」と話した。

他に南沢奈央、下野紘、BOYS AND MEN小林豊、森永悠希が出席した。