元競走馬ナイスネイチャの33歳を記念したバースデードネーションの寄付金額が1200万円を突破した。

ナイスネイチャは、1991年から有馬記念3年連続3着の戦績を残し、「ブロンズコレクター」の愛称で知られている。90年代に活躍した競走馬ではあるが、実在の競走馬を美少女キャラクター化した「ウマ娘」プロジェクトによって再び注目が集まっている。

そのため4月16日、1988年4月16日生まれのナイスネイチャの誕生日を祝福するツイートが続出し、「ナイスネイチャ生誕祭2021」などのハッシュタグがトレンド入りする盛り上がりとなった。さらに認定NPO法人引退馬協会が行うバースデードネーション(誕生日のお祝いの代わりに寄付を募ること)にも多額の寄付が寄せられた。こちらは引退馬に穏やかな余生を過ごしてもらうための費用を1頭100万円として募るものだ。

昨年のバースデードネーションは、目標160万円のところ約176万円の寄付が寄せられた。しかし、今年は「ウマ娘」効果もあり、開始当日に目標金額を達成。その後、新たな目標金額として300万円が設定されたが、そちらも早々に突破し、なんと6200人以上の支援者から1200万円を超える寄付が集まった。なお、バースデードネーションは1カ月間受け付けている。