俳優佐藤健(32)が23日、都内で、主演映画「るろうに剣心 最終章 The Final」(大友啓史監督)初日舞台あいさつに登壇した。

クランクアップは、ちょうど2年前の4月23日だったという。佐藤は「いろんな意味で、今日という日は忘れられない1日になりそうです。非常に感慨深いです。ここまでやってこれたのは、支えてくださったみなさまがいたからです」と、感謝した。

同作は、大がかりなスケールや、迫力も魅力の1つに挙がる。「クランクイン初日から『これこれ!』というか、スケールの大きさで我々を圧倒してくれて、やってやろうという気持ちになります。人生をかけて、この役を全うしようと。その努力をちゃんとくみ取ってくれて。役者冥利(みょうり)につきます。こんなに幸せな現場はないな、と日々感じています」と、感慨深い表情で話した。

イベントでは、共演者が、自分しか知らない佐藤健の一面を暴露した。青木崇高(41)は、佐藤と焼き肉屋に行った際「ハラミのたれを頼んだ時に、『偶然、切らしていまして』と言われた時の顔が、神経が全部ちぎれたみたいな顔だった」と明かした。蒼井優(35)は、誕生日に佐藤が予約してくれた店が、寺だったという仰天エピソードを暴露した。

最後に佐藤は「やはり人は、日々の暮らしに光が見いだせないと生きていけない。この映画がみなさまの希望の光になれば幸いです。心と体の健康と、日々の幸福を願っております」と、呼び掛けた。

他に、武井咲(27)新田真剣佑(24)江口洋介(53)も登壇した。

「るろうに剣心」は、集英社「週刊少年ジャンプ」で94~99年まで連載された漫画家・和月伸宏氏による剣客漫画の実写化作品。