フリーアナウンサー大神いずみ(51)が、フィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)のボディメークに挑戦し、5カ月間で体重10・1キロ、体脂肪率8・4%、ウエスト19・8センチを、それぞれ減少させ、ダイエットに成功した。7日、都内で日刊スポーツの単独取材に応じた大神は、RIZAPのトレーニングに取り組む引き金になったのが、風呂上がりに目の当たりにした、ぜい肉だらけの自身の全裸姿だったと明かした。

大神は、人生でほとんど運動をしたことがなかったが、1992年(平4)に日本テレビにアナウンサーとして入社し、社会人になって以降も体重は40キロ前後とやせていた。それが、00年に現在プロ野球巨人のコーチを務める元木大介氏(49)と結婚し06年に長男、10年には次男を出産して以降、家事や子育てに追われ、次第に太りだしたという。

息子も野球をやっており、ハイカロリーの食事を3食作り、残りものが出れば自ら食べていた。夕食時に酒を飲み、食後には家族と甘いものを食べるお茶の時間があり、さらにその後に元木氏と晩酌の時間も欠かさなかったという。17年のテレビ東京系「主治医が見つかる診療所」に出演した際に糖尿病予備軍と指摘された。出演したテレビの情報番組で得た知識で、自己流でカロリー制限などを行い4キロ減量したものの、18年に同番組に出演し、血液検査を受けた結果「これ以上だと、病院に行ったら医師に『初期の糖尿病だ』と完全に言われるレベル」と指摘された。

それでも病院には行かず、人間ドックも受診せず、確定診断はされないままで「4カ月前までは病院に行ったら、いろいろな病気が出てくるだろうな、という状態」だったという。一時は体重が60・4キロまで増加し、体脂肪率は32・7%、ウエストも92・5センチと体は“肥大”。ある日、その体を風呂上がりに見て、考えを改めた。

「ある時、風呂を上がって、すぐ横の鏡に映った自分の姿を見て、ピタッと止まったことがあって。それまで、あまり自分で自分の体形を見ないようにしていた。だけど、まじまじと自分の真っ裸を見た時、ちょっとまずい…二重あご、三重あごどころじゃなかった。これは、どこかでエイヤッとやらないと一生、このままだと思った」

20年11月13日から、RIZAPに週2回通い、やったことのない運動に取り組み、食生活も改善した。大神は「筋肉は使わなすぎて、シールを貼られているような状態だった。それを起こしてあげた。運動を取り入れたことが大きかった。私、こんなに動けていたんだという発見があり、体調が良くなってきた」と笑みを浮かべた。