女優松本まりか(36)が7日、連続ドラマ初主演作となる「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」(14日スタート、金曜午後11時)の完成記念生配信イベントに出席し、自身が「あざとかわいい」と言い表されることについて思いを語った。

ドラマタイトルが各話「●●のような女」とつけられていることにちなみ、イベントでは登壇者が素顔の松本についてトークした。共演の松下洸平(34)は「松本まりかはショートスリーパーな女」と書いたパネルを披露し、「ちゃんと寝てますかと聞くと、『2時間くらい寝た』と。次の日も聞くと『2、3時間くらい』。僕にはまねできない」と驚いた様子。松本は「本当はロングスリーパーなんですけど、その時は極限状態でした」と振り返った。

10代の松本を知る内田英治監督は「松本まりかはあざとくない女」といい、「むしろこの人は逆だと思う」と言い切った。松下を相手に感情を爆発させるシーンを振り返ると、「たたくシーンもリハーサルから全て全力。家に帰っても考え込んで2時間しか眠れない。10代の頃から知っているけどそれは変わらず、ひたすら頑張る人」と語った。世間が思う松本への印象にも首をかしげ、「あざとかわいい? って思いながらテレビを見ている」と笑った。

松本本人も、「あざとかわいい」と言われることには「正直、何にもピンとこない」とバッサリ。実際は正反対の性格といい「女性としての計算を身に付けたくないと思って生きてきた。そんなことがあろうものなら拒絶してきたので、『あざとかわいい』と言われて、そうなんだ、どうしようと思った」と本音を明かしていた。

昭和60年の東京を舞台に、ある放火殺人事件の容疑者の女と、彼女の人生に関わる6人の男のミステリー。映画「ミッドナイトスワン」の内田英治氏が監督を務める。

男性によって異なる顔を見せる放火犯・律子を演じた松本は「すごくミステリアスで、謎が深まる魅力的な役をやらせていただきました」。連ドラ初主演を「この役ができることは本当に幸運だと思いました。ミラクルだと思ってます」と感慨深げに語った。

柿澤勇人(33)も出席した。