NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の12日に放送された第113話の平均視聴率が17・9%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、春子(毎田暖乃)を連れ、2年ぶりに道頓堀に帰ってきた千代。シズ(篠原涼子)や、みつえ(東野絢香)たちと再会を果たす。聞きつけた鶴亀新喜劇の団員も岡福うどんに押し寄せる。新しい家族ができたと喜ぶ春子の笑顔に千代も救われるのだった。夜、看護婦になりたいという春子の夢を応援しようと切り出す千代だったが、勉強が苦手な春子の「無理な夢は最初から諦めるべき」という態度が気にかかる。夜も更け、千代は台本を開く。

あくる日、千代は道頓堀から姿を消す要因となった一平(成田凌)と灯子(小西はる)を訪ねる。2人は頭を下げて謝罪する。千代は「よし、だんない。大丈夫や」と2人を許す。そして「もう1度、道頓堀で芝居がしたい」と鶴亀新喜劇の1日出演を決心する。春子の夢を励ますためにも、自分の芝居を見せたいのだ。そして、一平と灯子の子ども、新平を優しくあやす。