俳優渡辺謙(61)が14日、舞台「ピサロ」(15日から、東京・渋谷PARCO劇場)初日前会見と公開ゲネプロに出席した。

昨年3月、渋谷パルコ劇場オープニングシリーズ第1弾として上演。コロナ禍で、初日も1度延期して開幕したが、45回公演予定のところ10公演で中止していた。先月20日から始まった稽古でも、3日に1回、全出演者とスタッフがPCR検査を実施するなど対策してきた。

今回の公演を“リベンジ公演”と呼び合っているといい「稽古でメンバーが集まった時に、止まっていた時計の秒針が動きだした。去年はあと少しでつかめそうな時に中止だったので、この3週間の公演で、何かをつかみたい。そんな旅にしたい」。

さらに、同劇場への思いも明かし「PARCO劇場は、僕のキャリアにとってもくさびを打つようなエポック的な作品が多い。自分をもう1回奮い立たせてくれる場所です」。

共演の宮沢氷魚(27)も「個人的に再演は初めて。同じ役ですが成長した姿を見せたい」と話すと、渡辺も「かなり成長しています!」と太鼓判を押した。