19日に特番で復活するTBS系「クレイジージャーニー」(午後9時)に奇界遺産フォトグラファー佐藤健寿さんが出演する。

同番組は15年4月に放送スタート。司会はダウンタウンの松本人志、バナナマンの設楽統、小池栄子が務め、独自の目線や強いこだわりを持って世界や日本をめぐる「クレイジージャーニー」が常人離れした体験談を語ったり、番組スタッフと同行ロケをする内容で人気を博した。

佐藤さんは過去12回、同番組に出演している。世界中をめぐる写真家だが、コロナ禍で生活の変化を余儀なくされた。「昨年2月にサウジアラビアから帰って来てから、この状況ですからね。海外に1年以上行かないのは、この20年で初めてです。自分が好きで行くわけですが、仕事でもあるので、常に追われている感覚があったんです。だからコロナ禍で強制的にそれができなくなったのは、ちょっと新鮮でした。この機会に、それまで出来なかった本作りの準備をしたり、歯医者に行ったり、いろいろ落ち着いてできるなと。思えば10年以上、人間らしいことをしていなかったので(笑い)」と明かした。

今回、番組は、アメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠で開催される世界最大級の奇妙なイベント「バーニングマン」の撮影旅に同行した。取材許可を得るのが非常に難しいイベントといい、「恐らく、あの広大な会場全体の雰囲気をここまでまんべんなく収めたのは初めてではないでしょうか。なので、その空気感をぜひ感じてもらいたいですね。貴重な映像です!」と胸を張った。

取材をしたのは一昨年だ。「僕自身も撮影していてすごく楽しかったし、面白い旅だったんですよ。だから今回放送できることになってうれしいです」と思いを語った。

番組は不適切な演出問題で、19年9月に放送終了していた。