昨年末をもって活動休止した嵐の初のライブ映画が、第24回上海国際映画祭(6月11~20日開催)で上映されることが22日、分かった。タイトルは「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」。18年から19年に行われ、活動休止前ラストのドームツアーとなった20周年記念ツアー「5×20」の1公演を収録した。

同ツアーは1年以上にわたって計50公演で累計237万5000人を動員。19年12月23日の東京ドーム公演で、100台以上のカメラで過去例を見ない大規模な撮影を行った。メンバー5人とスタッフの話し合いの中で「20周年ツアーを映画という形で残したい」という案が出て、ジャニーズ事務所初のライブ映画制作が決まった。昨年予定していた北京公演がコロナ禍で中止となったことも受け、上海での世界初上演が決まったという。日本での公開は未定で現在調整中。

嵐初の主演映画「ピカ☆ンチ」(02年)でも監督を務めた堤幸彦氏がメガホンをとった。「たくさんライブ映像を撮ってきましたが、間違いなく自分が撮った中では最高峰になるでしょう。回る地球と東京ドーム、嵐と同じ時間を生きていることを体感してほしい」とコメントした。