4月末でジャニーズ事務所から退所した近藤真彦(56)が9日、都内で、サミー株式会社の新規事業「m」の発表会に登場した。退所後初のイベント出席。報道陣の声掛けに応じ、芸能活動本格再開に向けて「また一から頑張ります」などと返答。“マッチスマイル”を見せる一幕もあった。

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イベント終盤、退場しようとした近藤は、報道陣から声を掛けられ立ち止まった。歌手などのタレント活動再開について「徐々にしていきますんで。いろいろスタッフと打ち合わせして、ファンの皆さんに喜んでもらえるように今努力していますので」と説明。耳を傾け、1つ1つの質問に丁寧に答えた。ファンに向けては「本当にいろいろご心配をおかけして、大変申し訳なかったと思っています。また一から頑張らせていただきますんで、よろしくお願いします」と伝えた。

公の場で芸能メディアの前に登場するのは、19年12月の「日本レコード大賞」以来。「お待たせいたしました。まずはどうぞ1日、お手柔らかにお願いいたします」とあいさつした。サミーとは、00年のレーシングチーム「KONDO Racing」設立時から、サポートを受ける関係。「20年以上お世話になっています」と感謝した。

同席した元乃木坂46永島聖羅(27)、声優中島由貴(23)と、アプリを使ったポーカー対決に臨んだ。スマートフォンを持って「小さい文字が見えなくて…。メガネ持ってきました」と言って目をしかめたり、勝負に敗れて立ち上がり「俺のカード、弱すぎません!?」と叫んだりと、体を張って? 笑いを誘い、イベントを盛り上げた。

昨年11月「週刊文春」で不倫を報じられ活動自粛。既に先月、レース業には復帰している。所属会社「エムケイカンパニー」によると、イベント出席はあくまで監督としてのスポンサー活動の一環で、ファンの前に登場する歌手活動などの本格再開は未定という。それでも、報道陣から「ちょっと太りましたか?」と聞かれ「えっ? 余計なお世話ですっ!」と笑わせるなど、随所に“らしさ”も感じさせた。久々にカメラの前で見せたマッチスマイル。活動本格再開へのエンジンは始動している。