フジテレビに今年4月入社した新人女性アナウンサー3人が、8月28、29日に2夜連続で生放送される音楽バラエティー特番「ラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」の総合司会に抜てきされることが20日、分かった。ゴールデンタイムに2日間で計9時間放送される予定。

入社5カ月目で大役を任されるのは弘前大理工学部卒のリケジョの小山内鈴奈アナ(れいな=24)、青学大経営学部3年時の19年ミス青学で準グランプリの小室瑛莉子アナ(22)、早大政経学部卒で将棋歴15年の竹俣紅アナ(べに=22)。

新人アナウンサーの抜てきは、テレビ朝日の斎藤ちはるアナウンサー(24)が入社日の19年4月1日当日から「羽鳥慎一モーニングショー」のレギュラーアシスタントに抜てきされた例があるが、フジテレビでは異例。17年入社の久慈暁子アナウンサー(26)が、入社4カ月目の7月から深夜の新人女子アナ冠番組「クジパン」に通常より3カ月早く抜てきされている。

小山内アナは「入社して数カ月しかたっていないのですが、本当に私たちでよろしいのでしょうか。不安もありますが、このような大役をいただけて、今すごく鳥肌が立っています。出演される皆さんのお力をお借りして、3人で精いっぱい頑張ります」。

小室アナは「まだ、まったく信じられない状況で、手も足もガクガクしています。生放送なので、どうなるのか想像もできませんが、新人らしく元気に一生懸命頑張ります。放送までまだ2カ月あるので、まずは勉強をと思いましたが、何から勉強していいのかわかりません。先輩たちに教えていただき、当日までには間に合わせます」。

竹俣アナは「どうしてこうなったのか、今もまだ信じられません。ドッキリではありませんよね。当日はきっと、生放送の進行で頭がいっぱいいっぱいになってしまうと思いますが、どこかで私たちらしさをお見せできたらと思っています。みなさんに“この3人に任せてよかった”と思っていただけるよう、頑張ります」と話している。

「ラフ&-」は“歌と笑いの融合”がテーマ。出演は“キャプテン”として松本人志(57)、“サポーター”として中居正広(48)とナインティナインが3人の新人アナウンサーを支える。共に吉本興業を代表するスターである松本とナインティナインだが、MC陣としての共演は初めてで“化学反応”が期待される。

プライベートでも親交のある松本と中居は昨年11月21日放送の同局のバラエティー特番「まつもtoなかい~マッチングな夜~」でギャラクシー賞受賞、松本がレギュラーの「ワイドナショー」に中居が度々、出演している。中居とナインティナインは同局「FNS27時間テレビ」の総合司会を一緒に3度務めている。

同局第二制作部の中嶋優一チーフプロデューサーは「いつの時代でも変わらず日本人の生活や人生に根付いている歌と笑い。つらい時も悲しい時も、常に私たちに乗り越える勇気と元気を与えてくれるものです。日本中の方々に、明るい気持ちで楽しんでいただける“音楽”と“お笑い”を融合した番組を作るべく、準備を進めております。松本人志さん、中居正広さん、ナインティナインのおふたりの力をお借りしながら、新人アナウンサー含めて、少しでも良い内容をお届け出来るよう全力で取り組みます」と話している。