嵐の櫻井翔(39)相葉雅紀(38)が、NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーターとして正式に就任することが23日、分かった。

この日、正籬聡放送総局長会見で発表された。同局五輪放送の“顔”として、熱戦を伝える。また、同局の中継予定種目、五輪・パラリンピック放送の担当アナウンサーも明らかになった。

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嵐は19年5月、昨年開催予定だった東京五輪・パラリンピックの魅力や感動などを伝えるスペシャルナビゲーターに就任。しかし、五輪延期発表後の昨年末、グループは予定通り活動を休止していた。同局は嵐の出演について「検討中」と繰り返していたがこの日、櫻井と相葉がナビゲーターとして正式に活動開始することを発表。2人は競技結果を振り返る「デイリーハイライト」への出演、特別番組のMCなどを予定しているという。

櫻井は08年北京から18年平昌(ピョンチャン)まで、日本テレビ系のキャスターとして夏冬合わせて6大会連続で五輪を取材。相葉も16~19年まで同局スポーツ番組「グッと!スポーツ」で司会を務めた。今年4月からは「サンデースポーツ」(日曜午後9時50分)に不定期出演する。正籬放送総局長は「豊かな取材経験に根差した視点で、競技はもちろん、コロナ禍で開かれる大会の舞台裏も伝えていただきたい」と期待した。当初はグループでナビゲーターに就任していたが、担当者は「大会の全体像を検討する中、関係各所と協議を重ねて2人にお願いしました」と説明。五輪・パラリンピックに関連した他メンバーの出演予定については「ございません」と否定した。

「NHK2020ソング」として書き下ろされた「カイト」は継続して使用する。担当者は「大変素晴らしい楽曲。テーマ曲ではないが、今年の東京五輪・パラリンピックでも使っていく」と述べた。

NHK東京2020オリンピック放送アスリートナビゲーターは北島康介氏(38)が務める。

◆櫻井と相葉の今年の主な活動 櫻井は06年から出演を続ける日本テレビ系「news zero」で月曜キャスターを担当するほか、同局系「1億3000万人のSHOWチャンネル」やTBS系「櫻井・有吉THE夜会」で司会を務める。さらに4月期の日本テレビ系ドラマ「ネメシス」で広瀬すず(23)とダブル主演するなど、多忙な日々を送っている。相葉も「VS嵐」からリニューアルしたフジテレビ系「VS魂」でチームのキャプテンを務め、日本テレビ系「I LOVE みんなのどうぶつ園」やテレビ朝日系「相葉マナブ」でもMCを担当。櫻井は7社、相葉は4社のCMにも出演している。

◆嵐の他のメンバーの今年の主な活動 二宮和也は日本テレビ系「ニノさん」にMCとして出演中。日清オイリオなど多数企業のCMに出演するほか、主演映画「TANG タング」の来年公開が決まっている。松本潤も多数のCMに出演しており、今冬に主演映画「99・9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」の公開、23年にはNHK大河ドラマ「どうする家康」の主演を控えている。大野智は現在、表舞台での芸能活動はしていない。