声優古谷徹、神谷浩史らが24日、都内で行われたアニメ映画「ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語」(25日公開)のジャパンプレミアに登壇した。

サウジアラビアと日本が初めて共同制作したアニメで、古谷は「アニメーションの歴史に残る大作の主人公のオファーだったので、大変光栄に思いました」。役柄について「特殊能力を持つスーパーヒーローではなく、メッカに住んでいる普通の村人。信仰の力で強大な敵に立ち向かう姿を演じました。信仰の強さ、家族愛の深さがせりふに込められたらいいなと意識した」と話した。

相棒役を演じた神谷は「古谷先輩の相棒役として出演させていただけるなんて光栄の極み」と笑顔。「徹さんは信じられないくらいのせりふ量をモーレツに頑張っていらしたので、僕はついていくだけで精いっぱい。真ん中に徹さんが立ってくださってそういう背中を見せてくれたので、自然に相棒になれました」。アフレコについて「楽しかったが緊張もあった。日本の声優の力を見せつけなきゃいけなかったので」と語った。

古谷は「世界はコロナ禍で大変な状況ですが、サウジアラビアと日本が手に手をとって初めて共同制作したアニメ映画です。この映画の成功が世界の映画界を変える出来事になるかもしれません。アニメ声優デビュー55周年を迎える年に、感無量です」とあいさつした。

イベントには声優黒田崇矢、静野孔文監督、清水慎治プロデューサーも登壇した。