NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の第20話「篤太夫、青天の霹靂(へきれき)」が27日に放送され、世帯視聴率が14・6%(関東地区、速報値)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週20日の世帯視聴率は13・6%だった。

あらすじは以下の通り。

家茂(磯村勇斗)が亡くなった。慶喜(草なぎ剛)の次期将軍就任が避けられぬと目される中、篤太夫(吉沢亮)は「今将軍になっても、国中の非難を一身に背負うだけ」と慶喜に進言する。一方、薩摩の大久保一蔵(石丸幹二)は公家の岩倉具視(山内圭哉)と共謀し、王政復古を画策していた。慶喜が徳川宗家を継いだことで幕臣となってしまった篤太夫は失意の日々を送っていたが、ある日、謀反人の捕縛を命じられる。警護のために同行するのは、新選組副長・土方歳三(町田啓太)だった。

「青天を衝け」は、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の生涯を描く。主演は吉沢亮。成功の部分ばかりにスポットが当たるが、渋沢の人生は順風満帆ではなかった。田舎の農民の家に生まれ、倒幕を目指すも幕臣に。幕府が倒れた後は、新政府に仕官、33歳の時に民間人へと転身した。その後は実業家として民間改革を目指し、近代日本の礎を築いた。

脚本は同局の連続テレビ小説「風のハルカ」「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀