北川景子(34)が28日、都内の丸の内ピカデリーで行われた映画「キネマの神様」(8月6日公開)完成披露試写会で、昨年4月に発表したDAIGO(43)との間の第1子の妊娠を1番最初に報告したのは山田洋次監督(89)で、温かい祝福の言葉に涙したと明かした。

北川は「撮影中に子供を授かっていて、まだ皆さんには報告していない時期だったんですけど、監督に1番にお伝えした」と振り返った。撮影は20年3月1日にクランクインしたが、感染拡大予防の観点から撮影が一時、見合わせられるなどしており、その最中に報告したとみられる。山田監督からは「良いお母さんになってくださいね。子供を持つ経験が女優業をやっていく上で糧になっていこ、成長出来るでしょうから、次のステップにいっても頑張って下さいね」と祝福されたと明かした。北川は「すごく、うれしくて涙が出た」「覚悟して…ご心配、ご迷惑おかけするので、皆さんの足を引っ張らないよう頑張ろうと、心から思えた」と振り返った。

北川は、劇中でスター女優の園子を演じた。妊娠を報告した際の山田監督の祝福の言葉と振る舞いは、役作りにも生きたという。「(昔の)撮影所時代の監督と女優というのは、役者と監督というだけでなく、人として絆だったり、女優の人生を気にかけてくださる監督も、きっといたんだろうなと、ふっとタイムトリップできたような錯覚に陥って。感情が奇跡的で、ありがたい瞬間だった」と振り返った。

山田監督は、北川から妊娠の報告を受けた当時を振り返り「もちろん、よく覚えていますよ」と目を細めた。その上で「(カメラで)映していて、うっとりするくらい美しい…それは大事。映画、ドラマの中で1番きれいだと自負しているカットがある。短いシーン…言えないですけど」と笑った。北川は「初めての山田組に参加させていただき。銀幕のヒロイン…非常に光栄で緊張した。(シーンの心当たりは)ないです。あとで粘って聞いてみます」と笑った。

北川は20年9月7日に第1子の長女を出産したと発表した。