NHK大越健介キャスター(59)が、6月30日付で定年退職することを同日、同局が明らかにした。今後について同局は「未定」としたが、大越氏は同日出演したラジオ番組で、フリーの放送ジャーナリストとして活動することを示唆した。

大越氏は同日午前、レギュラー出演する同局FMラジオ番組「三宅民夫のマイあさ!」(午前7時25分)内の「大越健介の現場主義」のコーナーを卒業する意向を放送内で発表。同番組には週1~2回出演していたが、「レギュラーとしての出番は今日が最終回となります。間もなく60歳という節目ということで、自分自身も仕事に1つの区切りを付けたいと思います」などと語った。

今後については「放送ジャーナリストとしての研さんはもちろんこれからも積んでいきたいと思いますが、しばしお休みをいただいて、自分が不得意な英語の勉強なんかをしたりして。これからもしっかり自分を磨いて、また皆さんとお話しする機会があればと思っています」と話した。

1961年(昭36)8月25日生まれの大越氏は、85年にNHKに入局。05年ワシントン特派員、07年同支局長を務めた。10年3月から15年3月まで「ニュースウオッチ9」のキャスターを務めた。18年4月からは「サンデースポーツ2020」(日曜午後10時)を担当し、昨年10月の改編で豊原謙二郎アナウンサーに交代した。

85年に東大を卒業。在学中は野球部エースとして活躍し、東京6大学野球で8勝した。