6月30日に放送された、V6井ノ原快彦(44)主演のテレビ朝日系ドラマ「特捜9 season4」(水曜午後9時)最終話の世帯平均視聴率が13・9%(関東地区、速報値)だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人平均視聴率は7・5%だった。

初回から13・2%、第2話は13・7%、第3話は11・9%、第4話は14・2%、第5話は12・9%、第6話は13・2%、第7話は13・9%、第8話は13・0、第9話は13・2%、第10話は12・4%、第11話は12・5%、第12話は12・9%と推移している(いずれも世帯平均視聴率)。

妻・倫子(中越典子)の誕生日に休みを取り、夫婦で港の見える公園に出かけた直樹は、1日、倫子と過ごすつもりだったが、到着した直後で海面に浮かぶ男性の遺体を発見してしまう。

車椅子生活となった村瀬健吾(津田寛治)のため、バリアフリーの物件を探していた小宮山志保(羽田美智子)はパトカーのサイレン音を聞き、現場に駆けつける。事件が起きた高架下にはすでに捜査一課が到着していたが、志保は運び出されてきた被害者の遺体から、“ある香り”に気づく。それは、村瀬が刺された事件のときに感じた香水のにおいと同じだった。志保は、そのことを捜査一課の主任・高木(利重剛)に伝えるものの、まったく取り合ってもらえない。

同じ頃、直樹たちも村瀬が刺された事件について話し合っていた。直樹と新藤亮(山田裕貴)は、被疑者・曽根明子(東ちづる)と親子を装って暮らしていた溝口泰幸(川合智己)から話を聞き、泰幸の犯行だと思いこんだ彼女が罪をかぶろうとしているのではないかと考えた。高架下で起きた殺人は、村瀬を刺した真犯人が新たにおよんだ凶行なのではないか、と疑念を抱いた特捜班は、独自の捜査を開始する。

そんな中、村瀬が特捜班に復帰する。村瀬もまた、自身を刺したのは明子ではないという考えを一同に明かす。実は刺されたとき、村瀬は薄れゆく意識の中で逃走する犯人の足音を聞いていたのだ。その歩数や足音の印象から、村瀬は自分を刺したのは男だと予想。 その直後、捜査本部を訪ねた国木田誠二(中村梅雀)は、東京地検次席検事・渡辺理人(佐野史郎)直属の部下である切れ者検事・小泉真希(栗山千明)の姿を見かけ、地検がこの一件の早期送検に向けて捜査一課に圧力をかけていることを知る。