4人組男性歌謡グループ、純烈が2日、東京・明治座で「7月純烈公演」初日取材会を行った。同グループの明治座主演公演は初。

第1部は、コメディー劇「ラブレターを取り戻せ!」。1920年代の米・ニューヨークを舞台に、恋と友情の物語を痛快に描いた。第2部はスペシャルコンサート。

初日を終え、酒井一圭(46)は「僕的には、純烈結成以来、最大の試練だった。無事になんとか初日クリアできてほっとしている。はよ(終演後の)7月19日にならないかなって思っている自分も正直います」と笑いを誘った。

小田井涼平(50)は「(感染症対策で)満席ではなかったと思いますが、それを感じさせないくらい、コロナ禍を忘れるくらいでした」。白川裕二郎(44)は「初日を迎えられて良かった。ほっとしたというか、力が抜けたというか…緊張するのかなって思っていましたが、リラックスしてできました」と語った。後上翔太(34)は「座長で実感がわかない部分もあったんですけど、幕が上がって実感が湧きました」と語った。

明治座に立つのは、19年1月「50周年記念 前川清特別公演」以来となった。当時、友井雄亮さんが女性問題で脱退を発表した。酒井は、共演者、明治座などに迷惑をかけるため、辞退を申し入れた。「スキャンダルで4人になってしまって、辞退の申し出をさせていただいたんですけど、『4人でも』と言っていただいた。それが今の純烈の最初の部分で。あの時の自分たちは、二度と明治座さんだけは、呼ばれることはないなって思っていました」と語った。

2年後、今度は、主演として明治座に帰ってきた。「明治座さんからご指名をいただいたっていうのは『なに言うてんのかな? 』って思いました。やっぱり、恩返しというか、なにか僕たちにもできることがあるのなら一生懸命やらせていただきたい」と決意を示した。

座長となった今回も、楽屋は当時使用していた部屋を使っているという。「多分、今後も明治座で純烈があるとしても、今使っている部屋でやらせていただくと思う。不思議な縁を感じながらも、明治座さんが力を貸してくださった。その恩返し、なにかできるかという思いで千秋楽まで頑張りたいという気持ちです」と誓った。

星野真里、曽我廼家寛太郎、磯野貴理子も出席。