山田洋次監督(89)が6日、出身地の大阪府豊中市で行われた映画「キネマの神様」(8月6日公開)の先行上映会の舞台あいさつに出席した。スペシャルゲストとしてタレント上沼恵美子(66)が登壇した。対談形式で舞台トークをした。

トークでは上沼は自らが司会を務めたカンテレのトークバラエティー番組「快傑えみちゃんねる」が昨年7月に突然、終了した理由について初めて言及した。 同番組は、25年間続いた長寿番組。コロナ禍で観客を入れてトークを展開するというスタイルが取れなくなり、観客ありの収録でリズムをとる上沼スタイルができなくなったことも、終了の要因の1つとされていた。

この日、上沼は「終わり方が、ものすごく失礼な局の対応だった。それが腹立ってね。だいたい終わるときは(改編時期の)9月までやらないといけないけど、やったらへんかったですよ」と興奮気味に暴露し、山田監督に「すいません、ため口になってきました」と謝った。

当時について「去年の7月は消えたいと思いました。コロナもあった」と打ち明けた。

「キネマの神様」を鑑賞した山田監督の大ファンの上沼は「生きていて良かった。山田監督にお会いでき、(グッチのブローチのプレゼントも)いただいた。うれしい」と大喜びした。