柳楽優弥(31)が7日、都内で、主演した「映画 太陽の子」(黒崎博監督、8月6日公開)のイベントに、有村架純(28)らと登壇した。

日本の原爆開発を背景に、時代に翻弄(ほんろう)されながらも全力で駆け抜けた、若者たちの等身大の姿を描いた。原爆開発の極秘任務を受けた石村修を柳楽が、戦地に向かう弟を、昨年7月に亡くなった三浦春馬さん(享年30)が演じた。有村は、修の幼なじみ、朝倉世津役で出演。

撮影を終え、柳楽は「架純ちゃんや、春馬君、30前後の俳優が、しっかりとしたテーマの作品に参加して、みんなに伝えていくっていうことが意味のあることだったかなって思えて、最高の時間でした」と振り返った。

有村は「この作品は2年前に撮影をして、ドラマの放送も経て、本日完成披露を迎えることができて幸せです。この2年の間にも、いろんな事が起きて、環境も変わってきましたが、改めてこの作品を見ていただいて、みなさんの考え方を見直すきっかけになればいいなと思っています」と、話した。

印象に残ったシーンについて、柳楽は海のシーンを挙げた。「春馬君がこの作品に愛をもって参加してくれたように、これからも春馬君を大切にしていきたいと思えるシーンでした」と力を込めた。

この日は七夕ということで、フリップにお願い事を記入した。柳楽は「映画の力でみんなに元気を」。有村は「安心安全な世界が訪れますように」。「安心安全といえば、今の生活状況もそうですが、世界中が混乱状況にあると思っています。自然災害もそうですし、いつになったらなにも心配事無く、全世界の人が平和に暮らせるのだろうかというのが、永遠のテーマだなんだろうなと思いました」と話した。

この日は他に、国村隼(65)も登壇した。