モデルで女優の工藤美桜(21)が、TBS系連続ドラマ、日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(日曜午後9時)に、東京都危機管理対策室の職員役で出演している。

近年は女優業の他にも、グラビアやモデル業など、多方面での活躍が光る。その中でも、ターニングポイントに挙げたのは、20年のテレビ朝日系「魔進戦隊キラメイジャー」だ。キラメイピンク・大治小夜として出演した。「キラメイジャーの現場が、すごく仲良くて、ずっと笑っていました。本当にこの時間が終わるの嫌だなっていうくらい楽しかったです」と、笑顔で明かした。

実は15年には、同局系「仮面ライダーゴースト」にも、深海カノン役で出演した。21歳ながら、大人気シリーズである、仮面ライダー、スーパー戦隊を“コンプリート”した。「(キラメイジャーが決まった時)反響はめちゃめちゃ大きかったです。ゴーストをやっていて、最初はカノンちゃんっていうイメージが強かったと思います。でも『キラメイピンクになります』って発表した時『えー!カノンちゃんが変身するの』『特撮にお帰りなさい』って言っていただいて。私の存在を覚えてくれていて、『今まで戦隊はあまり見てこなかったけど、カノンちゃんが出るなら見てみようかな』という声もいただけて、すごくうれしかったです」。

キラメイジャーの現場では、多くの経験もできたという。「精神的に変わったのも、キラメイジャーで過ごした1年半くらいがすごく大きかったなって思います。撮影中、いろいろな出来事があった中、他のメンバーにも助けてもらって。『強くならなきゃ』って、いろいろ考え直すきっかけにもなりました」と話した。

女優としても、共演者から多くを吸収した。中でも、一緒に撮影することが多かった、水石亜飛夢(25)庄司浩平(21)から影響を受けたという。「2人がすごいアドリブ入れてきたり、監督に言われたことの、結構上を返していくタイプでした。その2人の近くにいると、『もっと自分も2人みたいに、監督の求める上を超えていかなきゃな』って強く思いました。そこから、今までやってこなかった顔芸とか、アドリブを取り入れて、お芝居の幅が広がったと思っています」とニッコリだ。

決して楽な道をたどってきたワケではない。今年で芸歴12年目の“苦労人”でもある。女優としての前に、工藤には人として魅力的な部分が多くある。常に感謝の思いを持ち、決しておごらない。インタビュー中に見せた天然な部分も、バラエティー受けすること間違いないだろう。今後、大ブレークする予感がプンプンした。