女優吉柳咲良(17)小西遼生(39)が21日、都内で、主演ミュージカル「ピーターパン」(7月22~8月1日・東京・めぐろパーシモンホール)の公開ゲネプロを行った。

1981年新宿コマ劇場に榊原郁恵のピーターパンが舞い降りて以来、日本公演40周年の記念の年を迎えた。演出は、森新太郎氏が担当する。

この日、吉柳は、飛行を演出するフライングを見事に披露。過去3回の演じた際は、背中のワイヤが2点づりだったが、森氏の意向で、今回は1点づりで挑むという。強い体幹が必要になるが吉柳は「年齢を重ねていくうちに、フライングが怖くなっているかなって思ったけど、まだまだ子どもでした。純粋に楽しかった。気持ちよかったです。飛んでいるときが1番楽しいです」と楽しんでいる様子。

初日は、東京オリンピック(五輪)の開会式前日だが、作品のことで頭がいっぱいだ。「全然考えていなかったです。『ピーターパン』のことしか考えず、テレビも付けていなかったので、世の中のことがわからない。ネバーランド以外の世界を知らないです(笑い)。オリンピック超えたいですね。超えます!」と力強くライバル宣言した。

フック船長役の小西は「(演出の森氏から)『ネバーランドには大人は1人もいない』と言われた。『じゃあフックは?』ってなって。1番子どもかもしれない思ってそこから自由にやらせてもらった。このフックという役をやって本当に良かった」と明かした。さらに「この作品はやっている間中、ずっと子どもに帰れるのでずっと幸せです」と目を輝かせた。