東京オリンピック(五輪)は競泳が24日からスタート。今日25日、メダルを懸けた決勝が始まる。

約13年の競泳歴をもつタレント手島優(38)がこのほど日刊スポーツの取材に応じ、日本代表にエールを送った。競泳経験がグラビア活動などにも役立ったという。池江璃花子(21=ルネサンス)らの活躍に期待を寄せ、「勇気を与えてくれたら」と話した。

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手島は母と2人の兄の影響で競泳を始め、3歳から16歳まで、約13年間、青春時代を練習に費やした。「スイミングスクールと水泳部で練習して、ジュニアオリンピックを目指していました」。得意種目は、自由形と個人メドレーで、県大会でも5位に入賞する実力の持ち主だ。競泳のおかげで「グラビアをやることに抵抗がなかったですし、心身ともに鍛えられました。今はコロナ禍で行けていませんが、泳ぎに行くと、ストレスも忘れられます」。

五輪の名場面には08年北京五輪、競泳男子100メートル平泳ぎで、金メダルを獲得した北島康介氏の「何も言えねぇ」。「私、何かを成し遂げた時に、『何も言えねぇ』って言ったことがなくて。本当にうれしい時は、何も言えないのが真実だって思いました」。

東京五輪でも、もちろん競泳に注目しているという。なかでも一番の注目選手には、池江璃花子を挙げた。「ものすごい努力で、白血病から復帰されて。さらに、五輪への出場切符も手にされて。肉体的にもですが、あの精神面がすごすぎます」と話した。「池江さんを見て、努力が裏切らないのは本当なんだと思いました。私は努力を信じて来ませんでしたが、まじめにコツコツ頑張ろうって勇気をもらいました」。見たい池江の姿には「ご自身の目指されている目標があると思います。その目標を達成して、とにかくうれし涙が見たいです」と期待を寄せた。

最後に競泳陣に「1年延期になって、精神的な部分で苦しいことも多いと思います。今までみなさんが努力されてきたことを全力で出して、見ている人に勇気を与えてくれたらうれしいです! 頑張ってください、楽しみにしています!」とエールを送った。【佐藤勝亮】

◆手島優(てじま・ゆう)1982年(昭57)8月27日、栃木県生まれ。08年「日テレジェニック2008」に選ばれ、グラビアアイドルとしてさまざまな雑誌などで活躍。キャッチコピーは「愛がいっぱいIカップ」。19年「NYOUTUBER」名義の配信シングル「ハミ乳パパラッチ」が、5月にオリコンミュージックストアで独占配信され、2週連続1位のダウンロード数を記録。特技は料理。165センチ。血液型A。