俳優市村正親(72)篠原涼子(47)が24日、所属事務所を通し、この日離婚したと発表した。

長男(13)と次男(9)の親権は市村が持つ。2人はコメントを出し、新型コロナの家庭内感染防止のため別居したことがきっかけになったと明かした。慰謝料、財産分与はなく会見の予定もない。

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離婚の背景には、市村の役者としての徹底した「ストイックさ」があるとの見方がある。市村は70代だが、現役バリバリで舞台俳優の道を追求。年間数作品ペースで主演舞台をこなし、ジムで体を鍛え続け、体づくりのための食事管理も本格的に行っているという。2人を知る演劇関係者は「篠原は、そうした市村の姿を同じ役者として尊敬している。しかし妻としては、夫のストイックさに対し、どこか“温度差”を感じていた部分もあったのでは。それがコロナ禍での別居がきっかけで増大し、別れという選択に至ったのでは」と推察した。

中学生と小学生の2子の親権は、72歳の市村が持つ。そこには市村の「夢」もあったようだ。別の関係者は「再婚した篠原とのあいだにもうけた2人の男児を、市村はかわいくて仕方がなく、学校の送迎も自らするほど。2人を役者にしたいと願っており、将来的には子供との共演が大きな『夢』だと聞きます。親権を強く希望したのは、そうした理由もあるのでは」と指摘する。市村は10月開幕のミュージカル「オリバー!」に主演。この関係者は「この舞台の本格的稽古に入る前のタイミングで、この日の離婚発表になった面もありそう」と話した。