昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になった毎年夏恒例の「Iwataniスペシャル鳥人間コンテスト2021」が1日まで、滋賀県彦根市の琵琶湖(松原水泳場)で2年ぶりに行われ、今年は無観客開催となった。

実況は、前回から引き続きナインティナイン矢部浩之(49)と羽鳥慎一フリーアナウンサー(50)。地元滋賀県の野洲出身のT.M.Revolutionこと西川貴教(50)や、大津出身の高橋ひかる(19)も初参加した。

西川は昨年、大会中止が決まった際に、自身のツイッターに「チームイナズマとして鳥人間に参加できないか検討していきたい」とアップ。故郷での大型イベント参戦へ意欲を見せ、今年は大会を放送する読売テレビの番組ゲストとして“参戦”した。

滋賀ふるさと観光大使も担う西川は「滋賀県を舞台に使っていただき、まことにありがとうございます。この機会に滋賀の良さを知ってもらえたら」と故郷のPRも忘れず。

子供の頃から大会を知っており「やっぱり、この大会は、小さい頃から夏にこのあたりを通ると準備している様子なんかを拝見していたんですけど、やっと今回、生で見られました」と感動。「こんなにいろいろな出演者の表情を見られるんだと。できるだけ長く、この番組に出演して、もっとそういう瞬間を見たいと思います」と語った。

同じく、地元出身の高橋は「生で見る感動もあるし、すごく盛り上がります。パイロットの方の表情が見えないところが残念だったので、オンエアで絶対見たいです」とコメント。熱戦の様子には「(出場者は)まわりに感謝している人がすごく多くて。お父さんとのつながりを信じて飛ぶ人とか…。純粋な言葉に、とても心が動かされました」と、支え合い、信じ合う心に感動したと話した。

大会は、今年で43回目を迎え、「滑空機部門」で12機、「人力プロペラ機部門」で11機がエントリー。熱き思いを背負った“バードマン”による戦いを、大阪出身のファーストサマーウイカ(31)や、見取り図の盛山晋太郎(35)リリー(37)、パンサー向井慧(35)NMB48渋谷凪咲(24)らが伝える。

矢部は、昨年の中止で涙した出場者を思い「だから、いつもより熱い思いでフライトしてくれてると思うんで。それを見ると、応援しちゃいますよね」。西川が来年、参戦するか否かについては「西川さんが来年出るかどうかは、矢部目線ですが、出ます(笑い)。ボディービルで身体も鍛えてると思うんで」と予想した。

羽鳥アナは「2年ぶりってだけで最初から泣きそうでした。涙腺崩壊でした」。小学時代に約束した2人が再会して出場したケースをあげ「あのドラマは号泣しましたね」と言う。

また、ファーストサマーウイカは「おもしろい。私が生まれる前から続いている意味がわかりました」と言い、これまではテレビ放送を見て「エンタメ」と、とらえてきたが「生で見ると、ドラマでもあるし、スポーツみたいな面白さもある」。

見取り図の盛山は「まるでドラマの『陸王』を見ているようなヒューマンドラマでした」。リリーは「いろいろなハプニングもあり、記録より記憶に残る大会だったのかな」と語る。

2回目のプラットホームを担ったパンサー向井は「うれしいも悲しいも2年分が詰まった2日間でした」。渋谷は「すごいすてきな大会でした。まるでドラマの『下町ロケット』の実写版を見ているような感じでした。あと、将来の結婚相手が見つかりました。大阪の実家にいっしょに帰りたいなって思います」と笑わせていた。

大会の模様は、大阪・読売テレビの制作で、9月2日に日本テレビ系で放送される。