ABC(朝日放送)テレビ(大阪市福島区)は18日、大阪府内で収録中だったドラマ出演者ら9人が新型コロナウイルスに感染していた件で、新たにPCR検査の結果から出演者、スタッフ計4人の陽性者が出たと発表した。一連で、陽性が確認されたのは計13人となった。

同局によると、陽性者13人のうち、1人が無症状、今回新たな4人を含めて11人が自宅などで療養中の軽症者といい、残る1人が「入院加療中と聞いています」とした。今回の感染について、同局では「クラスターだと認識している」とも話した。

また、同局は「体調に問題がなく療養・待機期間を終えられた方は、順次通常の生活に戻られています」と経過を説明した。

同ドラマ収録をめぐっては、7月24日に収録を始め、29日夜、出演者1人から体調不良の訴えがあり、PCR検査で陽性が判明。30日に出演者3人、31日にも出演者2人が陽性判定を受け、収録は29日から中止。3日にも、さらに出演者3人が陽性判定を受け、加えて新たに10人が濃厚接触者として認定されたと発表していた。

同社は「このたびはご心配とご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます。当社としましては、引き続き関係者の体調の変化に留意し、安全を第一に感染予防対策を徹底してまいります」とコメントした。