演歌歌手市川由紀乃(45)が19日、都内で、初のCMナレーションに挑戦した。埼玉で人気のまんじゅう「十万石まんじゅう」のCMで、市川は9月1日から14日までの2週間、期間限定でナレーションを務める。

CMは埼玉・行田市に本社がある「十万石ふくさや」が販売している商品のもので、「風が語りかけます。うまい、うますぎる。十万石まんじゅう。埼玉銘菓・十万石まんじゅう」という渋い声の男性ナレーションが県内で有名。今年でオンエアから43年目を迎える。今回初めて、“声”が変わることになる。

埼玉出身の市川は「十万石まんじゅうのCMは子どものころから見ていて、まんじゅうもよく食べていましたし、いまでも自分で買ってよく食べています。そんな大好物のCMナレーションのまねをしていたらスタッフの人に大ウケ。それがご縁でナレーションをやらせていただくことになり、感激しています」と喜んだ。

その上で「私自身、あのナレーションが耳に染みついているので、自分の声になったときに違和感がありましたが、埼玉県民の方が聞いたとき、『あれっ?』と思っていただけたらうれしいですね」と話した。