Bリーグ1部(B1)名古屋ダイヤモンドドルフィンズは1日、新型コロナウイルス感染防止対策が不十分として批判を受けたヒップホップ系野外フェス「NAMIMONOGATARI 2021」に出演したラッパーのAK-69(43)へのライブ出演依頼やコラボグッズの新規企画販売などの中止を公式ホームページで発表した。

AK-69は、同クラブのホームゲームで流れる楽曲のプロデュースを担当している。問題となったフェスに出演していたことを受け、「当クラブとしましては、ライブパフォーマンスの出演依頼、コラボグッズの新規企画販売を中止したこと、また、楽曲については全面使用中止を検討いたしましたが、プロデュースを進めていただいていた今シーズンの新規楽曲の使用のみ控える判断をいたしましたことをご報告申し上げます」とし、「新型コロナウイルス感染症対策にはリーグ、愛知県と密にコミュニケーションを図りながら一層留意し、安心安全にご来場いただけるホームゲーム運営を行ってまいりますので、引き続き、ご支援、ご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」とした。

同フェスは8月28日・29日の2日間、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催された。観客が密状態だったことや、酒類が販売されていたことなど、新型コロナウイルス対策が徹底されていないと批判が集まった。AK-69は同30日、公式サイトで「愛知県民の皆様をはじめ、国民の皆様に多大なご迷惑をおかけし申し訳ございません」と謝罪した。