ミュージシャンの布袋寅泰(59)が、東京パラリンピック開催期間を振り返り、「僕はこの13日間で、今までの人生で貯め堪えていた涙を全て流したような気がします」とつづった。

パラリンピック開会式で演奏した布袋。5日の閉会式後、インスタグラムを更新し、「日頃、泣き言や不平不満ばかりこぼしてしまう我々に、パラリンピックはスポーツマンシップという言葉を超え、ヒューマンシップとも呼ぶべき力で、私たちの生きる姿勢を正してくれました」と思いをつづった。

開会式への出演は「一生の宝物です」。「世界の人々の心の壁を取り払い、それぞれの存在を認め讃えあう姿を見て、僕はこの13日間で、今までの人生で貯め堪えていた涙を全て流したような気がします。そして生まれ変わったような気分です」と率直な思いを明かし、「誰かを応援する気持ちに理由などいらない。大切な学びをありがとう!そして明日からまた、頑張ろう!」とつづった。

布袋は先月24日のパラリンピック開会式に、伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」、葛飾北斎の「東町祭屋台天井絵 鳳凰」が描かれたデコトラの荷台に乗って登場。書き下ろしの2曲「TSUBASA」「HIKARI」をギターで演奏した。