NHK会長定例会見が9日、東京・渋谷のNHKで行われ、地上波番組の同時配信や見逃し配信を行う「NHKプラス」について、東京オリンピック(五輪)開会式が昨年のサービス開始以来最多の視聴数を記録したと明らかにした。

東京五輪・パラリンピック期間中「NHKプラス」で最も見られたのは、五輪開会式(7月23日)。次いで野球決勝・日本対アメリカ(8月7日)、五輪閉会式(8月8日)、野球準決勝・日本対韓国(8月4日)、サッカー男子準々決勝・日本対ニュージーランド(7月31日)となる。これまで同サービスで最も見られたのは昨年のNHK紅白歌合戦だったが、今回の開会式はその約1・4倍を記録したという。

大会期間中の8月は「NHKプラス」の利用申請が約218万件があったとし、6月末と比較して30万件ほど増えたという。担当者は「通常の週の3倍近い人にご利用いただいた。多くの人に使っていただき、サービスの価値を理解していただけたのでは」と話した。