ダチョウ倶楽部がコロナ仕様で2年ぶり6度目の始球式を行った。

上島竜兵(60)が投じた内角のボール球を左打者の森敬斗内野手(19)がバットを投げ出しながら、二塁方向へはじき返した。上島が「始球式は打っちゃだめ」と言いながら近づくと、森もDB.スターマンを挟んで近づいた。森が投げキッスを行うと、上島が「絶対勝ってくれよ」と伝えて大団円となった。

投球前にはマウンドに上がる際に「押すなよ。絶対押すなよ」というお約束のくだりがあったが、三塁側にいたヤクルトのオスナが電光掲示板に映し出されると「オスナだよ」というオチがついた。

始球式後、リーゼントのカツラで三浦大輔監督に扮(ふん)した寺門ジモンは、森が内角のボール球をさばいた対応に「あいつ伸びるね。現場で対応できる」と話した。すると上島から「高卒2年目でもう試合に出てるよ」と突っ込んでいた。

ダチョウ倶楽部はこれまでの始球式で、佐野恵太外野手らと本物のキスをかわしていた。今回はコロナ禍で「僕らのやり方を考えた」と話した。