女優宮本茉由(26)が、米倉涼子(46)主演のテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(10月14日スタート、木曜午後9時)に出演し、初の研修医役に挑戦する。このほど日刊スポーツなどの取材に応じ、意気込みを語った。

米倉演じる天才フリーランス外科医・大門未知子の活躍を描くヒットシリーズの第7弾。宮本は、物語の舞台となる東帝大学病院の外科に籍を置く研修医・虻川リサを演じる。美人で冷静、研修医の中でもひときわ器用だが、大門の高度な技術を目の当たりにして進路を思い悩む役どころ。人気作への初出演が決まり「すごい作品に出させていただけるうれしい気持ちと、頑張らなきゃという身が引き締まる思いがありました」と話す。

18年の同局系「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」で女優デビューした。同作主演の米倉と3年ぶりに共演し「米倉さんの内側から出るハッピーオーラでみんなが楽しい気持ちになって撮影が始まるので、さらにいいシーンになっているような気がします」。現場では西田敏行(73)らベテラン勢のアドリブに翻弄(ほんろう)され「監督には『このシーンは爪痕を残すところだよ』と言われるんですけど、この中でどう残せばいいのか…」と苦笑い。医師軍団おなじみのせりふ「御意!(ぎょい)」にも、「おお、ってなるくらい勢いがすごいと思いました(笑い)」と先輩俳優から刺激を受けている。

デビューから8作の連ドラにレギュラー出演。来年は初主演映画「鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽」の公開が控え、着実に経験を積む。「演じる時に恥ずかしさがあったり、現場のどこにいていいのかも分からなかった。カメラにどう映ればいいのか分からないところから始めたので、その時よりは成長したかな」。さらなる飛躍が期待され「幅広くいろんな役をできると思ってもらえるような女優さんになりたい」と語った。【遠藤尚子】

◆宮本茉由(みやもと・まゆ)1995年(平7)5月9日、秋田県生まれ。14年ミス実践女子大グランプリ。16年9月「第1回ミス美しい20代コンテスト」で審査員特別賞受賞。同年12月から雑誌「CanCam」専属モデル。ドラマはフジテレビ系「監察医 朝顔」第2シーズン、日本テレビ系「ボイス2 110緊急指令室」など。特技はクラシックバレエ、趣味は映画観賞。血液型A。