お笑いトリオ、ロバート秋山竜次(43)と女優仲里依紗(31)が出演するNHK総合のバラエティー特番「悲→喜カメ ポジティブになるための自分を操る究極の超スゴいズームバック思考法」(午後9時50分放送)が、23日に放送される。このほど収録を行い、2人が取材に応じた。

世の中で直面する、さまざまな悲劇的状況をショートドラマで再現。心理学に基づいた「メタ認知」の手法で、悲劇を喜劇に変える思考法を提案する。

秋山は「日本ズームバック協会」の始祖・引山澄漠山(ひきやま・ずむばくざん)として登場する。コントキャラのような風貌で出演し「ちょっとシュールな世界観で進む番組の空気はもちろん、ドラマを見てほしい。コントでもないし、絶妙に不思議な映像です」とPR。「そんなわけないだろうと思うことがあるかもしれないけど、ツッコミながら見てほしい。ばかばかしい思考回路にしてもらうきっかけになれば。ちょっと息詰まった時に見てもらいたい」と話した。

番組で紹介する「引き」の思考法については「劇場の何百人の前でスベったって、世界には何人もいるんだしいいやと思える」と芸人視点で語ったが、「まずそこを笑わせないと意味がないんだった。今、引きで見て反省しました」とすぐさま訂正して笑わせた。

仲は協会の広報担当として出演し、番組の進行を担当した。「秋山さんをリスペクトしているので、新しいキャラクターを見られるのがすごく楽しみでした」と収録を心待ちにしていた様子。番組については「引きで見ることの発想はなるほどなと思いましたし、ネガティブに考えがちな今の時代にいいんじゃないかな」と話した。

秋山は共演経験のある仲について「めちゃくちゃやりやすいです」と安心して臨んだ様子。一方で、仲の進行役が初めてだったと知ると「初めてがこんな特殊な番組でいいのかと思いました。これがトラウマにならないで欲しい」と苦笑いだった。