大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)は26日、上方演芸界での功績をたたえる「第24回上方演芸の殿堂入り」を発表し、マジシャンのゼンジー北京(81)が名人に選ばれた。

「…アルヨ」などと、怪しげな日本語でしゃべりながら、次々にマジックを繰り出す芸が、テレビでも大人気となった。コスチュームも中国風とし、持ちネタは200種類を超えるといい、84年には上方お笑い大賞の金賞も受賞した。

NHK「バラエティー生活笑百科」などのテレビ番組にも出演しながら、後進も育成。04年には、大阪市市民表彰文化功労部門を受賞した。

07年に心筋梗塞で緊急入院。危険な状態から、奇跡的な復活を遂げた。

表彰式は11月9日、大阪市内で行われる。