女優大竹しのぶ(64)と生見愛瑠(ぬくみ・める=19)が1日、都内で「2022年用お年玉付年賀はがき」販売開始セレモニーに出席した。2人は「誰かを想う日がやってくる。」をテーマにしたCMにも出演している。

今年を振り返って、大竹は「コロナ禍ですが今、今年3本目のお芝居が上演中です。でも、楽屋あいさつとかできないし、上演後にご飯に行ったりできない。大切な人に会いたいなと思った1年でした」。生見は「おうち時間が増えたので、ちょっとした趣味が増えました。アクセサリーや小物を作っています」と話した。

年賀状について、大竹は「時間をつくって、どんなペンで書こうとか思う時間が楽しい。大好きだよ~という気持ちを伝える感じ。電話すらせずにメールで伝える時代に、文字を書いて伝えるのは大切だと思う。元日に、どれくらい届いたかの楽しみがある。贈り物だなと思う」と笑顔を見せた。

2人は日本郵便の「手紙ナビゲーター」を務める女優芦田愛菜(17)とCMで共演。生見は「初共演だったんですけど盛り上がりました。芦田さんが『手紙を書く時間は相手を思う時間』と言ってて、(心に)刺さりました」。子役時代から共演経験のある大竹は「あんなに小さかった愛菜ちゃんが大きくなって、年賀状を書くねと約束しました」と話した。

思い出の年賀状について、大竹は「1985年(昭60)の筑波万博で、15年後の自分と15歳になった息子へ、21世紀になった日に届く年賀状を書きました。息子には宝物になった。自分へはいい女性で、いい女優で、いつまでも優しい人でいてくださいと書いてありました」。生見は「ファンからの私の写真を張ったり、SNSの写真をコラージュして、手書きのメッセージが書いてあるのはうれしい」と話した。

年賀状を送りたい人について、大竹は「中村勘太郎さんと中村長三郎さん兄弟。赤ちゃんの頃から知っていて、立派な小学生になって字も読めるので書こうと思う。電話して『書いてね』と言おうと思います(笑い)。大切な人に年賀状を書いてください」。生見は「おじいちゃん。会いたいと思っても、なかなか会えないので、いろいろな物を詰めて送るのと一緒に。気軽に会えない世の中だからこそ、年賀状を書いてください」と話した。