ハライチ岩井勇気(35)が10日、エッセー集「どうやら僕の日常生活はまちがっている」(新潮社)のPRイベントを都内で行い、芥川賞作家のピース又吉直樹(41)と小説トークを行った。

同著で初めて小説に挑戦した岩井は、あらためて又吉の小説の「解像度の高さ」をリスペクト。「ひとつの事柄に対してもっと繊細に書いている。僕のエッセー1本を、又吉さんなら一冊の小説にできる」。エッセーと小説の違いについて又吉の見解を尋ねまくり、自身の小説について「これは小説ですか」と質問。又吉は「…、小説です」と、微妙な太鼓判を押して笑わせた。

トークでは、岩井が又吉作品の「自意識過剰」と「解像度の高さ」について熱く語る場面もあり、又吉は「岩井が僕のことを傲慢(ごうまん)と思っていることが分かっただけでもきょうは来てよかった」。また、「普段から活字を読まない。書くのがしんどい」とぶっちゃける岩井を、又吉が「そんなこと言わんと書いてほしい」と励ましていた。