演歌歌手の葵かを里が27日、京都市の龍谷大学響都ホール校友会館で「『ひとり貴船川』発売記念全国カラオケ大会決勝大会」に出演した。今年5月5日に発売した「ひとり貴船川」がオリコンの演歌歌謡曲ランキングで初登場1位を獲得するなど出だし好調で、装いも新たに10月13日に特別盤をリリースしたことを記念して行われたもの。楽曲の舞台である京都での開催は、葵本人が強く希望したという。

前半では、応募総数361人から予選を勝ち抜いた11人が出場し、この日に向けて磨きをかけてきた自慢の歌声を披露した。その後は「『ひとり貴船川』発売記念ライブ」と銘打った葵のステージタイムへ。

葵は「歌の舞台である京都で開催できることをとてもうれしく思います。また、素晴らしい歌唱力をお持ちの11名のみなさまが全国から集まってくださり、感謝しています。今日はそんな二重の喜びを込めて私の歌をお届けしたい」とあいさつ。自身で作曲を手がけたカップリング曲「女の花を咲かせます」をはじめ、思い出トークを交えながら代表曲「二月堂」「雪の兼六園」「しぐれ高山」などを歌った。

また、京都にこだわった「京都シリーズ」コーナーでは、「京都白川おんな川」「五山の送り火」「保津川ふたり」を、「桂川」や「鴨川なみだ雨」などでは舞踊も披露し、「本日は、京都の舞台で歌える幸せな時間でした」と最後にもう1度「ひとり貴船川」の熱唱と舞踊で締めくくった。

審査の結果、グランプリには茨城県の草間泰さんが輝き、準グランプリには茨城県の高木けい子さん、審査員特別賞には宮崎県の寺尾豊二郎さんがそれぞれ決定した。