中山優馬が3日、都内で行われた主演映画「189(イチハチキュー)」(加門幾生監督)の公開初日舞台あいさつに出席した。

初日を迎え、「今日からこの映画が皆さんに届けられると思うと、幸せです。今日は1日よろしくお願いします」と笑顔であいさつした。児童相談所虐待対応ダイヤル「189」の現場を支える児童福祉司の奮闘を描く作品で、虐待対策班に配属された新米児童福祉司を演じ、子どもたちを救うために奔走する。

初共演の夏菜の印象を聞かれ「本当に頼れるお姉さんという感じで、夏菜さんがいるだけで現場の空気がフワッと明るくなる。物語がシリアスなので、救われました」と感謝した。夏菜からは「デビューした当時の、少年のイメージだったのよ」と明かされ、「もう27ですけどね」と笑った。

夏菜は「共演して初めて知ったんですけど、私より全然大人っぽくて、男らしくって、みんなを引っ張ってくれる座長ってイメージです。かなり印象が変わりました」と続け、「あと魚。魚の話しかほとんどしてないんじゃないかな。深海魚の話」と明かした。中山は「そんなことないでしょ!」と否定しながらも「深海魚のセットを買ったんですよ。見る用のセットと、食べる用のセットを…」と振り返った。

上司役で共演した前川泰之からも「撮影中、僕は中山くんから魚の話ばかり聞いていました。魚さばいています、みたいな話を」と明かされ、中山は「今も、(舞台あいさつに)出る前にそんな話をずっとしていましたね」と笑った。

また、「ラブライブ!サンシャイン!!」などのアニメに出演する声優降幡愛からは「私の出演している作品の舞台が沼津なんですけど、沼津に深海水族館というものがあるので、ぜひ」と勧められた。中山は「有益な情報ありがとうございます!」と頭を下げていた。

物語のテーマにちなんで、今すぐ伝えたい最近の出来事を聞かれると、中山は「この間、コンビニで年齢確認されたんですよ。すごくうれしくて。ちょっと店員さんと『見えます?』みたいに話し込んじゃって。お店を出たら、『すみませんお客さん、お金!』って。うれしくなりすぎて、興奮しすぎてお金払ってなかったんです」と答えた。

また、第1子を妊娠している夏菜は「今は3D4Dでおなかの中の赤ちゃんを立体動画で見られるようになっているんですよ。たまたまあくびする瞬間が見られて。すごく不思議でした。いろんな人に動画送りました」と笑顔で明かした。

この日は子役の太田結乃(9)が中山への感謝をつづった手紙を読み上げるサプライズもあった。手紙を渡された中山は「何このサプライズ! うれしい。ありがとう。一生大事にします」と喜んだ。